来たる、2023年5月21日に東京競馬場にて優駿牝馬(オークス)が開催される。
東京競馬場2400mが舞台で牝馬クラシックの2戦目である。
1戦目の桜花賞は阪神競馬場1600mにて行われた。
1冠目を見事勝ち取ったのが、川田将雅騎手が騎乗のリバティアイランドだ。
出遅れで後方からの競馬となってしまったが、4コーナーを回り直線に入ってから一気に加速しまとめて差し切って見事1着となった。
後方からの爆発的な末脚を炸裂させて見事に牝馬クラシック1冠目をもぎ取った。
オークスはリバティアイランドの1強ムードが漂っている。
果たして東京競馬場2400mでも末脚が炸裂するのか。。。
ここから気になる馬をピックアップしていきます。
リバティアイランド
まずは冒頭でも挙げた、リバティアイランド。
5戦目で挑むオークスも川田将雅騎手とのコンビである。
これまで4走してきてるが、すべて1600mとマイルの舞台で戦ってきている。
マイルの成績は1着3回、2着1回と文句なしの成績である。
新潟、東京、阪神とこなしているだけに強さは本物だと思う。
ここまで無双しているリバティアイランドだが、気になる点が2つある。
1つ目が、2400mが舞台となる為、前走から4Fの距離延長となることだ。
この距離延長がどこまで響くのか。
アルテミスSで東京競馬場の長い直線は経験しており、この際も直線は後方からだったが一気の追込みで2着まで食い込んできた。直線に入ってから隣のミシシッピテソーロに進路を塞がれる形となってしまい中々前に出せなかったが、折り合いよくコースが取れていれば間違いなく1着を取れていただろう。
2400mという距離も道中上手く運べれば、チャンスはあると思う。
2つ目が鞍上の川田将雅騎手だ。
あまりデータとかは気にしないのだが、どうしても川田将雅騎手の長距離苦手というデータが頭をよぎる。
天皇賞春で騎乗したボルドグフーシュ。
3番人気に推され6着と沈んでしまった。
人気通り馬券内もしくは掲示板内に十分入れると思っていた。
しかし結果は5着のマテンロウレオに2馬身差つけられて敗れてしまった。
2頭が競争中止、1頭がゴールしたが怪我してしまったりと波乱が起こる京都競馬場でのレースではあったが、ボルドグフーシュの仕上がりは申し分なかったし、鞍上の影響がどこまであるかわからないが、過去の結果を見てしまうとなんとも言えない。
リバティアイランド自体の仕上がりが良ければ、馬券内まではみたいところではある。
仕上がりはもはや別次元だ。
追切のタイムがどうとかではない。1頭だけジェットエンジンを積んでいるようだった。
文句なしの1番人気になっていいだろうと思える。
ここまで完璧な馬の仕上がりと、鞍上と厩舎の不安点がぶつかり合うのが物凄くもどかしい。。。
頭に来たら、ごめんなさい。飛んだらラッキーで考えるか悩むところだ。
ハーパー
前走同様、C・ルメール騎手とのコンビ継続となる。
桜花賞で4着と悔しい思いをした。(軸で狙っていたので個人的にも悔しかった)
3番人気に推されたが、コナコースト、ペリファーニアを差し切れずの結果だった。
新馬戦で2000m、桜花賞1600mと走ってきて感じたことがある。
ハーパーはマイルよりステイヤーよりなのかと思った。
桜花賞見た時も2000mなら馬券内もあったかと感じる。
それを見るとリバティアイランドにも分があると思うのは置いといて。。。
東京コースも経験あるし、左周りも問題なさそうなので折り合いがつけばリバティアイランドと争えると思っている。
追切がとても気になるところだ。
3F40.7、1F12.7と馬也で調整を合わせてきている感じだ。
ゆっくり走っているからといって目立った違和感は感じられない。
馬体の仕上がりも問題なさそうだ。
イングランドアイズ
新馬戦で5番人気とされながら、ハーパーを振り切っての1着だった。
最後の直線で少し苦しい感じがしたが、3コーナーを過ぎた辺りから追い出していたので、仕掛けどころを間違えなければと思う。
逆に考えるとそこからロングスパートをかけて耐えたと考えると、内回りコースで多少直線距離は短かったもののコーナーを含めてのスパートだったので、東京競馬場の長い直線も耐えられるのではないかと思う。直線だけでスパートかければスピードにも乗れるのではないか。。。
直近2走で東京競馬場で悔しい思いをしてる。
前走では外枠で出遅れと最後方からの競馬となってしまったが、直線に入ってからの追込みがすごかった。
2F延長も許容範囲だと思う。
鞍上も新馬戦からの主戦コンビの横山和生騎手だ。
タイトルホルダーで長距離を乗っていただけに騎手の距離適性もバッチリなところだろう。
仕掛けどころをバッチリ決めてくれたら、一発を期待していいと思う。
3F37.3、1F11.5で時計は早めではあるが、鞍上がほぼほぼ押し出していない。
コーナーから直線に入った時に鞍上からゴーサインが出ているのだろう、ギアが1段階上がったように見えた。それでもなお、自分のペースで走り馬体を上手く使い時計を出している。
大外枠から、どう折り合いをつけるかにもよるが、揉まれず自分のペースでいけたら、1発あるのでは。。。
ソーダズリング
武豊騎手とのコンビ復活となる。
前走の東京競馬場2000mで行われたフローラSにおいて前目で終始運んでいきながら、長い直線も垂れることなく逃げ切っての2着だった。
折り合い上手く運べたところもある。
枠も影響するとは思うが、あまり気にしないでも良さそうな気もする。
ここも2F延長も問題ないとみる。
レジェンド武豊騎手の力もだいぶ強みとなるだろう。
追切の仕上がり次第では直線駆け抜けれるのではないだろうか。
3F38.4、1F12.0とタイム、走り方ともに無理のない追切といった印象を受ける。
とてもバランスが取れている印象を受けたので、どこからでも抜けてこれるんじゃないかと思う。
もう1つギアを上げたら、直線で弾けそうな予感もする。
ミッキーゴージャス
過去実力がどうかというところで馬券から外した馬が何頭もいる。
その中でひときわ印象に残っているのが、連勝中の馬だ。
連勝中ではあるが今回のレースはどうなんだろうで幾度となく痛い目を見てきた。
やはり勢いに勝るものはないのかもしれない。
今回のミッキーゴージャスもまさにそうだ。
初戦は小倉競馬場の小回りコースの2000mで1着、次に中山競馬場の1800mで1着。
2走とも右回り、オークスでは距離も伸びる。
初の左周り、長い直線、、、到底対応出来るか未知数である。
だが鞍上も継続騎乗で戸崎圭太騎手だし、東京競馬場では戸崎を買えと昔教わった。(だがそれを無視して先週のヴィクトリアマイルで買わないで1着という惨事。。。)
連勝中の馬は負けるまで買え。
東京競馬場では戸崎を買え。
2つも迷信が揃った。
ここは勝負してもいのだろうか。。。
3F38.7、1F12.0 良くも悪くもというような感じがする。
この追切タイムで走るなら、もう少し余裕を持っても走ってもいいのではないかと。
併せ馬でやって最後もうひと伸びないのが気になるところかなと。
あと追切から気になったところは、ゴールデンハインドだ。
3F37.7、1F11.6と走りのキレでいったら、リバティアイランドをも凌駕するのではないかという走りをしている。
鞍上の手が動いたときの加速が一際目立つ。
前走からのコンビ継続の菅原明良騎手と共に東京での連勝といくか、注目したいところでもある。
東京競馬場の2000mも走れているし、枠もリバティアイランドの1つ外なので、菅原明良騎手がどういった折り合いで攻めていくかも楽しみである。
追切から妙味ある1頭として狙うのも面白い。
いざ東京競馬場の舞台で!
牝馬クラシックの2戦目の栄冠はどの馬がとるのか!?