
夏の福島名物、七夕賞。
夏の過酷な2000mを制するのは、?
夏競馬も開幕して、CBC賞とラジオNIKKEI賞の2つの重賞が消化された。
CBC賞は夏競馬らしく例年通りの荒れ模様といった結果となった。
ラジオNIKKEI賞はそれなりに人気馬での決着となったがまぁまぁの高配当となった。
夏競馬は年齢も斤量も幅広いため、荒れる要素が多い。
やはり斤量が軽いところのハンデはデカいだろう。
七夕賞も54㎏~58.5㎏と幅がある。
追い切りプラス斤量にも注目していきたいと思う。
ヒンドゥタイムズ

まずはトップハンデ、58.5㎏を背負うヒンドゥタイムズ
鞍上は団野大成騎手となり2度目のコンビとなる。
7歳で経験も実績も十分であるが、ここで自身も初の58.5㎏を背負うのはどうなのかと。
3走前に57.5㎏を背負って1着を取っている。
G 3とはいえ、距離も1800mであった。
重馬場で制したという内容が大きいのかはわからない、7歳で重賞初制覇という実績が後押ししているのか。
G1という大舞台では大敗してしまったが、ここで重賞2勝目を勝ち取れるのか、
大器晩成なのかどうなのか、ここでわかるだろう。
7歳という年齢もあるので、追い切りはしっかり見ていきたい。

追い切りの内容は余裕あるように感じる。
鞍上のゴーサインにしっかり反応出来ているだけあって、ラスト1Fの11.4秒は納得かなと。
58.5㎏のトップハンデをどう見るか、、、
跳ね除けていけそうな余裕も追い切りからは見える。
頭までとはいかないが、、、
フェーングロッテン

松若風馬騎手とのコンビ継続で58㎏となる。
ここも58㎏は初の斤量となる。
近6走で菊花賞を除いて、重賞5レースを走ってすべて馬券内である。(菊花賞は3000mなので度外視でいいだろう。)
昨年のラジオNIKKEI賞の覇者でもある。
そこから2000mに舞台を移して安定した成績を残しているが、2.3着ともみ合ってしまっている。
1800m制した福島の舞台、もう一度ここで勝って重賞2勝目を勝ち取れるのか?
人気を背負うことになりそうだが、狙っていく価値はありそうだ。

可もなく不可もなくといった追い切りかなと。
終始手綱は緩いままで、時折ハミを取らせる様に促している。
鞍上のサインにはしっかり反応している様だった。
馬に任せた追い切り内容といった感じなので、手前も変えず逆手前のまま来ていた。
レース脚になれば変わると思うので、ここは深く考えなくてもいいかなと。
斤量が重くなることが少し悩みどころかもしれないが、どうだろう?といった感じにも思える。
実績十分なだけに鞍上のサインの反応が出来てる追い切り内容なら評価してもいいだろう。
テーオーソラネル

直近3連勝と勢いに乗っている。
前走で58㎏を背負ったが、今回は重賞初出走だからか斤量は56㎏となっている。
鞍上は継続騎乗がない。
そんな中で直近3連勝は評価していいのではないかと思う。
今回は初騎乗となる三浦皇成騎手とのコンビだ。
三浦皇成騎手も長く1000勝の壁を越えずにいたが、ようやくその壁を乗り越えた。
1000勝してまた更に成長したであろう三浦皇成騎手にも期待したいところだ。
前走から2㎏軽い。
重賞初挑戦でこの斤量ハンデをどこまで生かせるか。
2000mで結果を残して、レースで上り最速も出している。
どこまで人気が動くか気になるところで注目したい1頭だ。

追い切りからはあまり評価できないかなと。
鞍上がゴーサインを出してるにもかかわらず手前変換もせず反応もイマイチかなといった印象を受けた。
重賞出走の中、追い切りでこの動きは物足りないものがある。
バトルボーン

4歳56㎏からはバトルボーン
4連勝中と勢いに乗っている。
鞍上は新馬戦以来のコンビ復活の津村明秀騎手となる。
斤量は前走から1㎏増となっているが、56㎏は経験済である。
こちらも重賞初挑戦となる。
主戦が2000mで成績はいいが、夏競馬、福島の舞台が初となる。
東京、中山とタフなコースで勝ち切っているだけに強さはあるかもしれないが、福島の小回りなどどこまでコースに対応出来るかとなるだろう。
直線が短くなるので、瞬間の脚が出せるかどうかを追い切りで見抜いていきたい。

身体全体を使って大きく走れている。
鞍上のゴーサインにもしっかり反応出来ている。
直線の加速は問題なさそうだ。
身体はしっかり出来ていて夏の福島でも対応出来そうだ。
夏競馬は初めてだが、この追い切り、勢いがあれば馬券に絡めるかなとも。。。
セイウンハーデス

新潟大賞典では津村明秀騎手とコンビを組んだが、ここで主戦騎手だった幸英明騎手に戻る。
斤量は57㎏
東京優駿、菊花賞と出走経験があるが、距離もあったのか惨敗してしまっている。
やはりこの馬の距離は2000mなのであろう。
セイウンハーデスも本格的な夏競馬は初挑戦となる。
福島の舞台も初となる。
重賞こそ未勝利だが、経験は豊富だ。
鞍上も幸英明騎手に戻り盤石の態勢だろう。
良馬場、不良馬場ともに成績は安定している。
実力は上位クラスだろう。
ここは斤量ハンデを生かして好走して欲しい。

安定したいい走りが出来ている。
手綱は絞ってはいるが、その他はほぼ馬也といった感じだ。
しっかり身体全体使えていているのでここままレースに行ければ、有力候補となれるかなと。
斤量も程よいので狙っていきたい。
ホウオウエミーズ

最軽量ハンデ54㎏からは6歳ホウオウエミーズ
7/4時点では鞍上は未定だ。
丸田恭介騎手とのコンビ復活となる。
こちらも重賞こそ未勝利ではあるが、経験は豊富だ。
主に1800mで勝ち鞍を挙げているが、
2000mの勝利はない。しかし2200mでの勝利があるので距離適性は問題ないだろう。
斤量も前走と変わらずとなっている。
鞍上が気になるところではあるが、2000mで初の重賞制覇となるかも注目だ。
6歳でもしっかり仕上がっていれば、斤量ハンデも味方になって勝ち切れる絵も見えるだろう。
期待したい。

ラスト1Fのタイムこそは出てるが、道中の反応がイマイチといったところか。
鞍上が重心を下げ、手綱で促してはいる。
最後の脚はありそうだが道中でもうひと伸び欲しいかなって。。。
追い切りの鞍上の斤量がわからないが、レースでは54㎏。
ここに差があるようであれば、一発。。。
グランオフィシエ

追い切りから一頭
戸崎圭太騎手とコンビ継続となったグランオフィシエ。
2000mの実績は問題ない。
前走人気薄から1着、今回も人気はあまりしなそうだ。

一瞬伸びに欠けるような動きをするが、
鞍上のゴーサインでしっかり加速した。
この脚はしっかり評価できる脚かなと思う。
今回も追い切りからしっかり見抜いていけるようにしたい。