
春のG1戦線も残すところ宝塚記念のみとなりました。
夏競馬に向けて北海道シリーズも開幕となります。
北海道シリーズ第1弾として、函館競馬場にて函館スプリントS(G3)が開催されます。
函館競馬場は直線が262mとかなり短い。
スプリント戦でこの直線距離なので、いかに先行して競馬が出来るか、瞬間の脚が使えるかがカギとなってくると思う。
追い切りはそういった点に注意して見ていきたい。
気になるところから数頭挙げていきます。
ウォーターナビレラ
一昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで3着、昨年桜花賞で2着と実績は十分だ。
だが、近5走で2桁着順が続いてしまっている。
札幌での新馬戦から3連勝と勢いは良かったが、優駿牝馬で13着を取ってしまってから調子を落としてしまっている。優駿牝馬を皮切りに距離が安定してないのもひとつの要因かもしれない。
1600mの桜花賞で実績を残していただけにクラシックや重賞を意識しての挑戦ではあったかもしれないが、、、
前走は今舞台と同じ1200m戦の高松宮記念だった。
不良馬場と中京競馬場で左周りのため参考にならないかもしれないが、続けての1200mなので期待したい。
鞍上が武豊騎手に戻ることも好材料ではあるかなと。
追い切りから復調の兆しがみえるかどうか。


コーナーでの動きに少し違和感を感じた。
函館の小回りコースにどこまで対応できるかが、気になるところだ。
直線での伸びは悪くなさそうだが、加速までに少しもたつく様だった。
小回りコーナーからの加速が上手くいくかといったところで少し評価は下がるところはある。
ブトンドール
函館1200mのスペシャリストと言ってても過言ではないかと、(2戦しかしてないが、、、)
新馬戦で勝利してから中1週で函館2歳Sに挑み、4番人気とされながら見事に勝利をもぎ取った。
ここも3戦目から距離を伸ばし重賞にも挑戦しているが、思ったように結果が出ていない。
ここは満を持しての函館1200mとなる、実績十分プラス今回は斤量52キロと函館2歳ステークスを勝った時から2㎏軽い。前走から比べたら、3㎏も軽くなっているのはかなりのプラス材料になると思う。
だが、まだ鞍上が決まっていないのが気になるところではある(6/5現在)
前走でコンビを組んだ池添謙一騎手になるのか違う騎手が鞍上となるのか、、、
コンビを組んできた鮫島克駿騎手はトウシンマカオに騎乗予定となっている。
ここも注目していきたい。


コーナーまでは少し抑え気味で追っている。
鞍上からのゴーサインで手前変えてスムーズに加速していった。
首の推進力も問題なく身体を使えているので良さそうに見えた。
トウシンマカオ
鮫島克駿騎手はトウシンマカオで騎乗予定となっている。
トウシンマカオの方が重賞経験も多く、実績もあるので仕方ないのかもしれない。
一昨年のキーンランドCからスプリント戦に挑んできて5戦2勝と成績は申し分ない。
京阪杯で重賞初制覇してから、斤量ハンデがグッと上がった影響か人気に推されるが勝ち切れていない。(重馬場で3㎏も上がればそりゃきついだろう、、、)
今回も前走の高松宮記念同様の58㎏での挑戦となる。
このハンデ差も馬場が渋らなければ一発かませる脚は持っていると思う。
前述のブトンドールと6㎏もハンデがある、、、
この辺もどう影響するか楽しみなところではある。


タイムでもわかるように勢いは本番レース同様の走りをしている。
手前変換もスムーズで加速も申し訳ない。
もう一段階ギア上げて末脚炸裂しそうかなと思う
キミワクイーン
ここも昨年秋からスプリント戦に絞り5戦して1着2回、2着2回と好成績を残している。
横山武史騎手が導いてる。
2走前のフジオーシャンSでは12着ではあったが、岩田康誠騎手と息が合わなかったのかなと考える。鞍上も横山武史騎手になるのでこの12着は度外視で問題ないかなと。(前走で横山武史騎手に戻って2着と好走しているので)
斤量も55㎏と経験済みなので、ここも問題ないかと。
好調のスプリント戦で重賞初制覇が出来るか期待したい。


ウッドの重ではあるが、いまいちのタイムではあるかなと。
併せ馬で少しだけ抜け出せたが、スプリント戦で仕掛けが間に合うのかなといった印象だ。
直線入ったくらいから鞍上が追い出しても反応しきれてない。ここはあまり評価できないところかもしれない。
リバーラ
同じ3歳牝馬、ブトンドール同様斤量52キロで挑む。
鞍上は初コンビとなる、M・デムーロ騎手が予定されている。
リバーラもスプリント戦から勝ち上がってきたが、距離を伸ばしたところから成績を落としてしまっている。ここは一旦距離を戻して復調を狙っていくようなのか、、、
一昨年のKBSファンタジーSでは1400m戦ではあるが10番人気とされながらも、ブトンドールに先着し勝利している。
そこから2桁着順となっているが、今回1200mになるところと斤量52㎏の条件はかなり有利に働くと考える。
ここも得意距離で復調となるのか、期待したい。


コーナーでトモに若干の違和感を覚えた。
手前変換からの反応が鈍い。
変換もぎこちなく、変換後に少しばかり減速した様にも見える。
3Fのタイムは悪くないが、スプリント戦で最後にキレ脚を出せるのかが、少し疑問になる。
ヴァトレニ
一昨年なるが、未勝利→1勝クラス→2勝クラスとクラスは下だが札幌競馬場(洋芝)1500mで3連勝している。この実績は無視できないのではないかと思う。
そこからスプリント路線(1200m)に移行し、同じく洋芝の函館競馬場の青函S(OP)で勝利している。
そのあとの札幌競馬場においてキーンランドC(G3)で3着。
着実に洋芝のスプリント戦で成績を残している。
2走前の小倉競馬場の北九州短距離Sでも1着と好走している様に小回り実績も十分だ。
その時のコンビ、幸英明騎手との再コンビなので期待は高まる。
6/6現在の予想オッズではあるが9番人気16倍台と予想されているので、このまま行けば妙味ある1頭として勝負できるかなと。オッズの動きも気になるところだ。
前日オッズで5番人気9倍台と人気になってきている。


タイムはほどほどに出ているが、まだ少し余裕があるように見える。
手前変換もスムーズだし、脚元もしっかりしている。
洋芝巧者としての力を十二分に発揮できるまで仕上がっていると思う。
ここから追い切りから目に留まったところから挙げていきます。
サトノアイ

富田暁騎手との初コンビで迎える。
人気薄にはなりそうだが、洋芝実績、1200m実績もある。
オッズもいいところなので紐の穴馬として候補に入れたい。

タイムはそこそこであるが、スムーズな手前変換から加速もいい。
鞍上のゴーサインにもスムーズに反応出来ている。
身体全体使って前に行こうとしてるので、最後に差し切る脚も見えそうだ。
ヴィズサクセス

函館1200mでこの馬を忘れてはいけなかった。
岩田康誠騎手との3戦振りのコンビ復活で昨年函館1200戦で勝利を挙げている。
ここも洋芝巧者、1200m巧者として注目しておきたい。

コーナーでは少し掛かり気味ではあるが、悪いようには見えない。
コーナーから手前変換、加速までの一連の流れがとてもスムーズである。
1F12.7ではあるが、加速感はタイム以上に見える。
反応がしっかりしてるので期待していいだろう。
開幕週で芝も荒れていない。
しっかり狙いを定めて決めていきたい。