
いよいよ春のG1戦線も大詰めですね。
上半期の締めくくりを飾るG1『宝塚記念』
これでもかというくらいの実力馬が終結する。
そんな実力馬が揃い踏みの中でも圧倒的に人気を集めそうなのがいますね。
人気と実力を兼ね備えていますが、競馬はいろいろなドラマが起こります。
そんな中でも今回は圧倒的な力を出して勝つのではないかと思います。
競馬ファンの中では「素直にいくべきか?」、はたまた「逆らうのが正解なのか?」と悩む人が多いのではないかと思います。
そんなことを踏まえながら、僕が注目する馬を見ていきます。
イクイノックス

いろいろウダウダ言いましたが、そうです。イクイノックスです。
この馬は……強い!(語彙力w)
圧倒的1番人気になって、穴党からは圧倒的に嫌われ1番人気になることでしょう|д゚)
今回西日本での競馬は初となる。
ドバイ帰りからの栗東滞在がどう影響するか?(美浦の調教コース改修工事の関係での栗東滞在となる。)
阪神競馬場は初だが、この馬の強さならどこで走っても問題ないはずだ。
鞍上はこれまで8戦目をともに戦ったルメール騎手だ。
盤石の態勢で臨んでくるだろう。
血統や条件、鞍上の細かいところを見たらいろいろ、あれやこれやと良いとこ悪いとこが見えてくるだろう。
ここではひとつだけ、分かりやすいところで。
初の斤量58㎏。
皐月賞と東京優駿で57㎏を背負い2着
それ以下では1着。。。
そして今回58㎏。。。
これで悩むのはここまでにしよう。
あとは追い切りと当日のパドックの様子から決めていこう。

前に行きたがってしょうがないようだ。
鞍上も後ろ重心にして、抑えようとしている。
抑えられてはいるが掛かっているようにはなってなく、素直に抑えながら走っている。
併せ馬3頭の中で一旦埋もれるが、鞍上のゴーサインからの抜け出しがえぐい。
横に馬がいるので見比べやすくはなっているが、無理に追い出すこともなく余力はまだまだある。
全身上手く使えていて、追い切りの様子は抜群にいい。斤量ハンデの不安も払拭してくれるようだった。
当日このまま問題なければ、本命にすべきだろう。
ドゥラエレーデ

唯一、3歳馬での出走となる。
古馬相手にどこまで戦えるのか。
いろいろ見てみると面白い要素がたくさんある。
まず鞍上は毎回乗り替わり。
今回も幸英明騎手との初コンビとなる。
そして大舞台での波乱の巻き起こし。
前走の東京優駿ではスタート直後に落馬で競争中止、
UAEダービーで7番人気で2着
ホープフルステークスで14番人気で1着
波乱過ぎてついていけません。。。(ホープフルステークスの1着は取らせてもらいましたが、、、)
斤量も初体験となる。
先ほどのイクイノックスの上振れの初ではなく、下に振れての53㎏で挑むことになる。
前走よりも4㎏マイナスとなる。
いくら3歳とはいえ、牡馬であり実績は十分だ。
ここでも何かしらの波乱を巻き起こすのか?(悪い方の波乱は起こして欲しくないが、、、)

やはりここの4㎏減はかなり有利に働くだろう。
追い切りは時計よりも馬の様子や鞍上の様子を見た方がいいが、今回は時計がそのまま追い切りの様子を物語っていた。
スムーズにコーナーを曲がり手前変換、促しながら鞍上が重心を前に掛けたところでギアチェンジ。
一気に加速した。
ゴーサイン出した時の反応が物凄くいい。
前走の東京優駿で落馬してしまったので距離延長がどうなのかわからないが、4㎏減、反応の良さ。
旨味をもたらしてくれる1頭になりそうだ。
ジェラルディーナ

牝馬からまずはジェラルディーナ。
香港帰りで武豊騎手との初コンビでの挑戦となる。
斤量でいうと56㎏はエリザベス女王杯を勝った時と同じだ。
そして今回の舞台は阪神競馬場2200m。
ここもエリザベス女王杯の時と条件は同じだ。
近年の競馬では牝馬、牡馬の力関係は同等くらいになりつつあるが、ジェラルディーナがどこまでの力を持っているか。
相手の牡馬たちも実績十分の強豪たちばかりだ。
鞍上に武豊騎手とものすごく強い味方がいるが果たして。。。
得意な距離だけに頑張ってほしい。

3F が38.6となっている様にコーナーから鞍上が腰高で緩やかに入ってきている。
徐々に重心を下げながら、追い出してそれに対して合わせるように加速していってる。
3F 38.6、ラスト1Fが11.4なのはそういうことだ。
鞍上のゴーサインにしっかり反応出来ている。だが脚での追い出しはしていない。まだ余力は十分にあると思う。
追い切りからはとてもよく見える。
ここは当日の様子をしっかりチェックしていきたいところだ。
ジャスティンパレス

鞍上、鮫島克駿騎手。。。鮫島克駿……?……騎手?初コンビじゃない?
ルメール騎手以前のコンビがパッとしない僕。すみません(´;ω;`)
菊花賞で3着取ってるのに。。。
毎回、感情移入しないようにリセットしてるので忘れることも多いのだが、ここは特に薄くなってた(ジャスティンパレス、鮫島克駿騎手ファンの方々すみません(´;ω;`)
さぁ、気を取り直して。
2000m、2200mはしっかり物にしている。
直近2走では、3000m、3200mを好走して1着を取っている。
約8か月振りの2200m、前走から5F短縮、ここからどう見てくかがカギとなると思う。
だが、まだ4歳だ。実力があるだけに十分適応能力はあるだろう。
それでいで阪神競馬場では馬券を外していない。
初の阪神のイクイノックス
阪神巧者のジャスティンパレス
見どころのひとつになりそうだ。

併せ馬で隣が目一杯追い出しているのに対して、軽い手綱のゴーサインで目一杯追ってくる馬を出し抜いてる。
追いつかれそうになったところで、今度は重心を下げて促す。
更に加速が見られた。
イクイノックスと同じようなタイムであるが、内容的にはこちらの方がよく見えた。
前述でもあるように初の阪神のイクイノックス、阪神巧者のジャスティンパレス。
追い切りから選ぶとするならば、ジャスティンパレスに軍配が上がるだろう。
当日しっかりパフォーマンスが出せるか見ていきたい。
ディープボンド

長距離戦線においてこの馬を忘れてはいけない。そう、ディープボンドと和田竜二騎手のコンビだ!
ここもファンの方に怒られてしまうかもしれないが、あえて言わせてもらいたい。無冠の帝王と。
無冠の帝王と言わせてもらったが、3年連続で天皇賞春の2着はもはや意味が分からない。。。
前走の天皇賞春で2着となって、新たな称号を手に入れた。(無冠の帝王は僕が勝手につけたが、、、(´;ω;`)
GI未勝利馬の歴代獲得賞金ランキングでトップに躍り出た。 その額6億4591万3800円となる
現役の競走馬の賞金ランキングでも1つ歳の差はあるが、G1を勝っているソダシを抜いている。
ここでディープボンドが1着でイクイノックスが馬券外になろうものなら、タイトルホルダーに次いで2位となる。
今年は凱旋門賞後、少し調子を落としていたので天皇賞春では5番人気であったが、2着となった。
調子を上げてきているので、そろそろここで悲願のG1を。
そしてG 1 を勝利してG1未勝利馬の賞金ランキングから外れてほしいところである。
ディープボンドも阪神競馬場はお手の物だ。
6歳ではあるが、まだまだ戦える。
楽しみだ。

やはりここは恐い存在になりそうだ。
終始手綱は緩いままで、馬に任せたような走りをしている。
6歳の安定感であろうか。
鞍上が重心を下げてゴーサインを出した時にはしっかり反応している。
ただこのタイムでありながらしっかり余力は残している。
手綱締めて本気の追い出しをしたときにどうなるか。
直線を駆け抜けてくる様子が想像できる。
ブレークアップ

5歳で経験は豊富だが、重賞経験が少ない。だが2200m戦以上でこの馬も忘れてはいけない。
アルゼンチン共和国杯(2500m)で重賞初制覇を飾っている。
勢いそのままにといきたかったが、有馬記念では大敗してしまった。
その後阪神大賞典で3着になっている。
初の阪神競馬場だったのにこの成績は評価できるかなと。
2200mも成績はいい。阪神競馬場も問題ない。
初コンビとなるが、鞍上は川田将雅騎手となり態勢も万全だ。
上位陣に十分対抗できる力はあると思うので、追い切り、パドックが良かったら穴候補として入れていきたい。

手前変換前後でふらつく様子があった。
ふらついた後、様子が悪くなければと思ったが、左のトモが少し緩いのか脚が外に流れているようだった。
多少促してはいるがそこまで時計が出てないので、この様子だと厳しいのかなと感じた。
スルーセブンシーズ


牝馬ではあるが、この実績である。56㎏はかなり有利なのではと考える。
手前変換が物凄くスムーズである。
身体全体使ってて、すごく綺麗に走れている。
ラスト1Fのタイムでもあるように、加速はもう一段階ある。
手綱の追いだけでも良かったが、重心下げてゴーサイン出したらさらにもう一段階。
56㎏ハンデを物に出来るか。
追い切りの評価としては高くみる。
プラダリア


菱田裕二騎手への乗り替わりで挑む。
距離適性は十分にある。
追い切りから見てくと、可もなく不可もなく。。。
こういう追い切りから好走してる馬も多い。
極端に良くても、着外になったりすることは多々ある。
紐程度はあるが、絡めてもいいのかなと
人気どころの固めな決着となるのか?
はたまた、伏兵が現れるのか?
1強ムードの宝塚記念はいかに。。。