皐月賞の1、2着馬でワンツーとなったが、タスティエーラが見事雪辱を果たす形となった。
タスティエーラとD・レーン騎手との初コンビでの勝利はお見事でした。
日本ダービーではジンクスと呼ばれるものが2つあった。
1つ目がテン乗りでの日本ダービー挑戦だ。
テン乗りで日本ダービーは厳しいと言われ、1954年に勝利があって以来69年間テン乗りでの勝利から遠ざかっていたが、見事テン乗りで勝てないというジンクスを破った。しかしそのデータはすでに過去のものになっていたのかもしれない。
日本ダービーも特別な舞台ではあるが、他にも牡馬クラシック、牝馬クラシックのレースはある。
その中で昨年のクラシックで桜花賞、皐月賞、オークスの3レースでテン乗り騎手が勝利していた。
この日本ダービーだけで見たら、ジンクスがあったがそれもすでに過去のものだったかもしれない。
G1という大舞台でコンビを継続してきて苦楽をともにして勝ち上がるのも素晴らしいが、新たな挑戦として挑むのもありかもしれないと思った。(僕の馬券の組み立てでも、タスティエーラの追い切りは少し疑ってしまいさらにD・レーン騎手でもダービーでのテン乗りは厳しいと思い込み外してしまった。)
2つ目が、青葉賞からの日本ダービー挑戦へのジンクスだ。
過去10年を見ても最高順位は2着までだ。
青葉賞組からダービー馬はまだ出ていない。
皐月賞が2000m戦で中5週、青葉賞が2400m戦で中3週
ただでさえ2400mと長い距離を走る上に休養感覚も短い。
まだ身体も出来上がってない3歳馬には過酷なローテーションなのであろうか。
今回、青葉賞組ははっきりと明暗が別れる結果となってしまった。
まずはスキルヴィングのご冥福をお祈りします。
心不全でした。。。
直線に入って残り200mくらいのところから、鞍上のルメール騎手は追うことをやめていた。
もうその時から何らかの症状は出ていたのであろう。
でも途中で倒れることなく、ルメール騎手をゴールまで運んだ。
そして下馬した後に倒れこんだ。
最後まで頑張ってくれた。今後も期待されていただけに悲しい結末となってしまった。
対象に青葉賞2着馬のハーツコンチェルトは3着と終始ソールオリエンスの横を走り上手くペースに乗って走れたと思う。
長い直線でもしっかり脚を使えて、ソールオリエンスとの追い比べは見ごたえがあった。
ここは青葉賞のローテーションを感じさせない素晴らしい走りとなった。
スキルヴィングの分もハーツコンチェルトが頑張ってくれたのだろうか。そんなことを少しだけ思った。
スタート直後に落馬してしまった、ドゥラエレーデと坂井瑠星騎手も無事みたいで一安心だ。

横山武史騎手はまたあと1歩のところでダービージョッキーの称号を逃してしまった。
2021年の1番人気に推されたエフフォーリアで2着、そして今回のダービーでまたもや1番人気に推された。今回の相棒はソールオリエンスだった。
横山武史騎手がどう思っているかはわからないが、やはり日本ダービーでの1番人気はいつも以上に重圧を感じているのであろうか。
数々のG1を制覇してきているが、ダービーだけはダービージョッキーという称号があるだけにプレッシャーも計り知れないものがあるだろう。
皐月賞をあの爆発的な末脚で制しただけに終始マークされていたことは間違いない。
それでもあの脚ならと期待していたが、届かずの2着という結果となってしまった。
無情にも短期来日している、D・レーン騎手にダービージョッキーの称号を持っていかれてしまった。
横山武史騎手はまだ24歳と若い。今のこの実力ならまた強い馬の騎乗依頼は来るだろう。最年少記録というのもあるが、プレッシャー等に負けず少しずつ頑張っていって欲しい。実力は折り紙つきなのだから。
印を付けたところで、◎ソールオリエンス2着、〇ハーツコンチェルト3着。
もう1頭ハーツコンチェルトと共に〇にしていた、ホウオウビスケッツ。
素晴らしい走りを見せてくれた。
終始前目に付けていたが、直線でも脚が止まることなくグングン伸びていった。
惜しくもゴール手前でかわされて6着に敗れてしまったが、追い切りで見たあの脚は発揮できていたと思う。
馬券内とはならなかったが、人気薄を追い切りから選べたのは1つ良かったところだと思う。
馬券は買い方が下手くそで外してしまったが。。。
競馬はいろいろな要素から予想が出来て楽しいが、やはり自分の軸はしっかり持っておかないとといけない。
今後も追い切りからしっかり狙える馬を見つけていきたい。